ハイブリッド管楽器や巨大コントラバス!海外サイトが選ぶ奇抜な形の楽器10選

楽器店やハードオフのギターコーナーに訪れると、日頃見慣れた形のギターと共に、思わず目を引く変わった形のギターを見つけたという方も多いのではないでしょうか。それらはスタンダードなギターの概念を変える1枚のボディからネックが2本伸びたダブルネックギターや、コウモリの羽の如くギザギザとした形のエレキギターなど、そのバリエーションは様々です。主にヴィジュアル系やハードロック系の音楽ジャンルにおいてはライブの演奏にその様な変形ギターが用いられる場面も少なくなく、楽器の中でも特にギターに関しては変形品を目にする機会は珍しいことではないと言えます。

しかしながら世界にはギターに限らず非常にユニークな形の楽器が存在しています。海外サイトが新たに公開した記事「10 Extremely Strange Designs of Common Musical Instruments一般的な楽器の非常に奇妙なデザイン10選)」では、この世に存在する10種の楽器を紹介。本稿ではその内容の一部をお届けします。

奇抜な形の楽器10選
Firebird Trumpet(ファイヤーバードトランペット)

トランペット奏者メイナード・ファーガソン氏と楽器デザイナーのラリー・ラミレス氏が考案した金管楽器のトランペットとトロンボーンを組み合わせた楽器。楽器メーカーのHoltonによって製作。トランペットの伝統的な3つのバルブに加え、トロンボーンスタイルのスライドが組み込まれており、トランペットの素早いパッセージとトロンボーンのスライドによる滑らかな音を奏でることが可能。ジャズやコンテンポラリーミュージックに採用される事が多い。

Stroh Violin(シュトロー・ヴァイオリン)

バイオリンに類する楽器ではあるもののボディは木製ではなく金属製で、レゾネーターとトランペットの様なホーンを搭載。19世紀後半に楽器職人のジョン・マティアス・オーガスタス・シュトロー氏によって発明。当時のまだ未熟であったレコーディング技術にあわせて音をより増幅できるように設計されたものの、1920年代後半からレコーディング技術が進展していくにつれ、その出番は少なくなっていった。

Contrabass Balalaika(コントラバス バラライカ)

ロシアの代表的な弦楽器バラライカをベースに、大型化を図ったような三角形ボディを特色とする楽器。木製のボディにナイロンやガット弦を張り音を奏でる。オーケストラとも相性が良い深く響く様な音色で、ロシアの民族音楽における演奏で使用される場面が多い。

TR395 Superbone(TR395 スーパーボーン)

Firebird Trumpetと同様にHoltonが設計した金管楽器。3つのバルブに加え、トロンボーンスタイルのスライドを導入。ジャズ界の巨匠メイナード・ファーガソン氏が演奏で使用したことで広く知られることとなった。

Pikasso Guitar(ピカソギター)

カナダのギター製作者リンダ・マンザーがジャズ界の巨匠パット・メセニーに向けてデザインしたPikasso Guitar。その名の通りパブロ・ピカソのキュビズム的な歪とも言える外観をしており、4つのネックに42本の弦が張られている。膨大なレンジのサウンドと弦の同時振動を実現しており、通常のギターでは再現不可能なリッチで重層的なトーンを持ち味としている。

Subcontrabass Flute(サブコントラバス フルート)

非常に低い音を出すために設計された高さ2メートル超えのボディ、管の長さが約4.5~5メートルを有するフルート。その特徴的な大きさから、音を出すのには強力な肺活量と繊細なコントロール技術が必要となる。

Octobass(オクトバス)

フランスの発明家ジャン=バプティスト・ヴィヨーム氏によって19世紀半ばに製作。そのボディは高さ3.3メートルを超える大きさで、ヴァイオリン属の中では最も大きな存在。標準のコントラバスよりも1オクターブ低い音を出すことが可能であり、深く響くサウンドを持つものの、設計の複雑さから製造数が少なく希少な楽器の一つ。音楽の世界において採用されることも稀であり、現在は数本しか現存していない。

Viola Organista(ヴィオラ・オルガニスタ)

かの博学者レオナルド・ダ・ヴィンチが発明した楽器。ピアノと同じ鍵盤楽器でありながら、発音の仕組みは円形の車輪が回転することで弦を擦る事で音を出す擦弦楽器(さつげんがっき)の要素を併せ持つ。15世紀後半にレオナルドによって設計図が描かれたものの、機能的なモデルが登場するのは2013年になってから。

Heckelphone(ヘッケルホーン)

1904年にドイツの木管楽器メーカーヴィルヘルム・ヘッケルよって開発。他の木管楽器とは全く異なる独特の深く豊かな音色を実現。管の直径はオーボエの2倍程あり、オーボエより1オクターブ低い音域を奏でることが出来る。オーケストラでは低音部の強化や、アンサンブルに独特のカラーを与えるために使われるものの、演奏の難しさや限られたレパートリーから、使用されることは稀である。

Laser Harp(レーザーハープ)

1980年代にフランスの作曲/音楽家ジャン・ミッシェル・ジャール氏によって発明。シンセサイザーやコンピューターに接続され、レーザー光線がセンサーとなり手で遮る事で音を奏でる事が可能。明るいレーザー光線は視覚的にも印象的であり、エレクトロニックミュージックや実験音楽で用いられることが多い。

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以上、海外サイトが選ぶ奇抜な形の楽器10選をお届けしました。店頭で見つける可能性は限りなく低い楽器の数々ではありますが、もしも店頭で見かけた方がいらっしゃいましたら是非ご一報ください!またジャンク品を扱っているハードオフですので、ジャンクパーツを組み合わせてこれらの楽器にも負けない新発明の楽器を発明…!なんてことも出来るかもしれません。ハードオフ札幌出張買取センターでは変形ギターの他、珍しい民族楽器やパーカーション楽器などの買取も行っております。売却をご検討されているお品物がございましたら、是非当センターまでお気軽にご相談ください。札幌/北広島/恵庭/千歳地区にお住まいの方を対象に出張買取を実施しております。

(参考リンク:10 Extremely Strange Designs of Common Musical Instruments

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