懐かしのゲーム機がまさかの値段に!中古市場価格の今

懐かしのレトロゲーム機から今をトキメク最新のハードまで、幅広く取り扱いのあるハードオフ。先日にはNintendoが展開している人気家庭用ゲーム機Nintendo Switchの後継機『Nintendo Switch 2』の続報が報じられ、前モデルから大幅に向上した映像表現と共に、価格が税込みで49,980円(日本語・国内専用モデル)となる事も発表されました。
近年では半導体不足を一因としてスマートフォンやゲーム機などの高騰化が進み、Nintendo SwitchやPS4、Xbox OneやWii U等が該当する第8世代ゲーム機(8th generation)以前は、数年たてばバージョンアップ版が登場し、それに伴い新品価格も改訂され安くなっていく、といったお決まりの流れも、もはや遠い昔の常識となってしまった昨今において、現行の有機ELモデルからおよそ1万円の価格差に抑えられたことは、大きなインパクトと言えるのではないでしょうか。
さて、今回の表題の件ですが、コロナ渦に端を発した「おうち時間」や、レトロゲームブームや円安によるインバウンド需要により、数年前から中古市場においてレトロゲーム機の価格は上昇傾向にあります。わずか1,2年で価格が上昇した機種もあり、リユースショップの店頭で「このゲーム機ってこんな高かったっけ…?」と思われた場面もあるかもしれません。
本稿では価格の上昇が顕著なポータブルゲーム機に絞り、価格推移のデータをお届けします。今回市場価格の参考としたのは、Amazonのマーケットプレース商品で、数値の分析には価格変動をチェック可能なウェブツール「Keepa」(https://keepa.com/#!)を使用しています。価格上昇の転換点となる2019年と、2025年のそれぞれの最低金額、最高金額を抽出し、その価格差を比較します。
目次
ニンテンドー3DSの価格推移
2019年の最低価格:3,060円 最高価格:7,000円
2025年の最低価格:6,757円 最高価格:13,098円
カラー:ライトブルーの価格推移。ニンテンドーDSの後継機として2011年に発売。2020年に生産が終了し、23年には本機種を使用したオンラインサービスが終了しました。2019年前半まで4,000円台で推移するも同年の後半より右肩上がりで価格が上昇しています。
Newニンテンドー3DSの価格推移
2019年の最低価格:4,792円 最高価格:9,000円
2025年の最低価格:19,600円 最高価格:24,000円
カラー:ホワイトの価格推移。ニンテンドー3DSの上位モデルとして2014年に登場。立体視のブレ防止機能や拡張ボタンなどを搭載、わずかながら専用タイトルも発売されました。こちらも前機種と同様に2020年に生産終了し、2024年に修理サービスが終了しています。2018年に中古価格が1万円を割るも、2020年より価格が上昇し、現在は平均2万円台で推移しています。
ニンテンドー2DSの価格推移
2019年の最低価格:4,600円 最高価格:6,800円
2025年の最低価格:13,100円 最高価格:16,375円
カラー:クリアブラックの価格推移。9,980円(税別)の価格で、2016年に発売。裸眼立体視機能と折り畳み機能を排除し、価格を低く抑えた廉価版モデル。2020年ごろより市場価格が上がり始め、年々価格が上昇しています。
Newニンテンドー2DS LLの価格推移
2019年の最低価格:7,000円 最高価格:12,286円
2025年の最低価格:20,940円 最高価格:25,980円
カラー:ブラック×ライムの価格推移。ニンテンドー2DSの上位モデルとしてNintendo Switchと同年の2017年に発売。前モデルより画面が大きくなった他、拡張ボタンを導入、折り畳みも可能となりました。2020年ごろより市場価格が上がり始め、年々価格が上昇しています。
ゲームボーイアドバンスの価格推移
2019年の最低価格:1,797円 最高価格:3,500円
2025年の最低価格:8,480円 最高価格:10,380円
カラー:ブラックの価格推移。ゲームボーイカラーの後継機として2001年に発売。32bit CPUの採用や色数の増加で表現力が向上。2019年頃まで横ばいで価格は推移していたものの、以降はじわじわと価格が上昇傾向にあります。
ゲームボーイアドバンスSPの価格推移
2019年の最低価格:2,980円 最高価格:5,980円
2025年の最低価格:7,919円 最高価格:10,000円
カラー:パールブルーの価格推移。ゲームボーイアドバンスのバージョンアップ版として、2003年に発売。フロントライト液晶の搭載で暗い場所でもプレイが可能となり、折り畳みで携帯性が向上、充電式バッテリーを標準搭載し人気を博しました。こちらもゲームボーイアドバンスと同様に2019年頃まで横ばいで価格は推移していたものの、以降はじわじわと価格が上昇傾向にあります。
ゲームボーイミクロの価格推移
2019年の最低価格:6,893円 最高価格:12,800円
2025年の最低価格:21,000円 最高価格:23,000円
カラー:ブルーの価格推移。2005年発売。ゲームボーイソフトとは互換性が無く、ゲームボーイアドバンス専用ソフトのみ動作する小型の携帯ゲーム機。サイズは幅101mm、奥行き50mm、厚さ17.2mm。ファミコンのコントローラーを模した限定バージョンは市場価格が20,000~30,000円台で推移しています。
ゲームボーイカラーの価格推移
2019年の最低価格:1,448円 最高価格:3,360円
2025年の最低価格:5,720円 最高価格:7,899円
カラー:クリアパープルの価格推移。2017年は平均価格が1,000円台で推移するも、年々価格は上昇。19年の段階で17年と比較して2倍近い価格帯となり、現在は6,000~7,000円台で推移しています。
ゲームボーイ(初代)の価格推移
2019年の最低価格:1,980円 最高価格:3,160円
2025年の最低価格:5,980円 最高価格:7,900円
モノクロ画面の携帯型ゲーム機として1989年に発売。後にバージョンアップ版となる小型化したゲームボーイポケットや、バックライト機能を搭載したゲームボーイポケットが発売されました。2019年頃まで横ばいで価格は推移していたものの、現在は2019年比で30~40%程上昇しています。
PS VITA(PCH-2000)の価格推移
2019年の最低価格:6,988円 最高価格:11,500円
2025年の最低価格:12,078円 最高価格:16,700円
カラー:ブラックの価格推移。2011年に発売したPlayStation Vitaのバージョンアップ版として、2013年に発売。2016年から2019年にかけて価格は下降傾向にあったものの、2023年より価格は上昇傾向にあります。
2019年以降、市場価格は上昇傾向に
以上、ポータブルゲーム機の価格推移についてお届けしました。いずれの機種もコロナ渦に見舞われた2019年を契機にじわじわと価格が上昇している事を確認できるものとなりました。近年では、ゲーム機本体のボディやボタンだけでなく、搭載されている液晶をより視認性が良いIPS液晶に換装するカスタマイズもコアなプレイヤーの間で行われており、自己責任ながらも製品寿命を延ばす方法がある点もポイントです。また希少性の高い限定カラーなどのモデルも通常モデルと同様に価格は上昇しており、数年で市場価格が大きく跳ね上がった機種も珍しくありません。

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