和製メサ・ブギーなヴィンテージアンプ『Jugg Box Stuff 060G-AL』を買取致しました
ギターやアンプ/アクセサリーなど、楽器の買取も行っている当出張買取センターですが、今年5月には、日本ハモンド社が1976年に発売したレアなヴィンテージアンプ『Jugg Box Stuff 060G-AL』を買取いたしました。こちらは米国のギター/ベースアンプブランドMesa/Boogieが販売した真空管アンプMarkシリーズの『Mark I』(1972年発売)に影響を受けて制作されたアンプで、当時のカタログにはこのような謳い文句で宣伝が行われていました。
Jugg Box Stuff 060Gカタログ情報
“永年にわたるチューブアンプ造りの技術に新開発のエレクトロニクスをコンバインさせた画期的なギターアンプJugg Box Stuff 060G。ウォームなチューブサウンドとストレートなトランジスターサウンドの絶妙なコンビネーションはまさにJugg Boxならではのものです。しかも真空管はアメリカRCA社の6L6GC管を採用しており、ビギナーはもちろんプロユースにも十分にこたえる本格派です”
Jugg Box Stuff 060Gのスペック
出力:60w
スピーカー:Jugg Box オリジナル30cm x1 , ※Jugg Box Stuff 060G-ALはAltec 417-8H SERIES IIx1
真空管:RCA6l6GCx2
リバーブ:オリジナル・リバーブユニット
定格電圧:AC 100V
定格消費電力:90w
寸法:470HX500Wx280D mm
重量:22lg(参考文献:The World of Musical Instruments Brochures Jugg Box 1978)
Randall Smith氏によって創業されたMesa/Boogie
当時のギターアンプ界に一石を投じた『Mark I』を制作したカリフォルニア州ペタルーマに拠点を置くMesa/Boogieは、Randall Smith氏によって1969年に創業。Fender『Princeton Reverb』等のギターアンプをモディファイする小さなリペアショップとしてスタートしたのが始まりです。当時行われていたモディファイは、『Princeton Reverb』に搭載されていた10インチのスピーカーをFender『Bassman』に搭載されていた12インチスピーカーへと換装、更にゲイン回路を調節などを行う内容で、よりハイゲインで歪みのあるラウドなサウンドを生み出す事に成功しました。ここで培ったノウハウによって同社メインブランドの第一号機『Mark I』は誕生、カルロス・サンタナやThe Rolling Stonesのキース・リチャーズやロン・ウッドといった著名なアーティストに愛用されるなど定評を得ることとなります。
末尾の”AL“はAltec社のユニットを搭載した特別版の証
今回買取したお品物は『Jugg Box Stuff 060G-AL』と末尾の型番が異なるもので、スピーカーユニットが通常モデルとは異なり、Altec社の12インチ(30cm)ユニット『417-8H SERIES II』が取り付けられたモデルとなっています。『417-8H SERIES II』は『Mark I』に搭載されていたスピーカーユニットでもあり、日本版『Mark I』というコンセプトにおいては、よりその源に近い製品と言えます。市場価格は通常の『Jugg Box Stuff 060G』と比較すると2倍近い価格で取引されることも多く、近年でも希少価値の高いギターアンプの一つでもあります。
ハードオフグループ札幌出張買取センターでは、大型のギターアンプも積極的に買取を行っております!出音不良やガリなどの動作不良が発生している場合でも、ご納得頂ける金額をご提示させていただきますので、ご不要な物がございましたら是非一度当センターまでご相談ください。
(参考文献:https://guitar.com/features/a-brief-history-of-mesa-boogie/ , Boogie wonderland: 8 of the best Mesa/Boogie guitar amps | MusicRadar)
当センターでは幅広く商品を取り扱っております!お売り頂けるものがございましたらお気軽にお問い合わせください。札幌市、北広島市、恵庭市、千歳市にお住まいの方を対象に出張買取を実施中です。