レアアイテムの宝庫…!ゲーム機一体化家電のまとめ情報
CD、DVD/ブルーレイなどの音楽/映像再生機能や、ネット通信機能を用いた音楽/映像のストリーミング再生など、現代の家庭用ゲーム機にはゲーム用途以外の便利な機能が標準で実装されていますが、少し前の時代ではゲーム機はゲーム機能のみが楽しめるデバイスとして展開されていた事は、まだまだ記憶に新しい出来事といえます。そのようなゲーム機がマルチメディア化する以前の時代でも、一般的な家電にゲーム機を組み込んだ所謂「ゲーム機一体化家電」がかつて存在していたのはご存じでしょうか。
任天堂やかつてのセガと言ったプラットフォームホルダーの垣根を超え、家電メーカーとの提携の元、様々な製品がリリースされた歴史があり、その商品の多くはコレクターズアイテムとして現在の市場で高額で取引されているものが多く存在しています。本稿ではそのような現在でも価値を有しているゲーム機一体化家電のまとめ情報をお届けします。
ブラウン管TVにファミコンを搭載した『ファミコンテレビC1』
(画像出典:ファミコンテレビC1 – Wikipedia)
1983年にSHARPから発売。ファミリーコンピュータの機能を内蔵したブラウン管テレビ。正式名称はマイコンピュータテレビC1。RGB接続の為、RF接続やコンポジット入力よりも解像度が鮮明。14型と19型が発売されました。
SHARPが開発していたパソコンテレビX1にPCエンジンを搭載『X1 twin』
(画像出典:SHARP公式Twitter)
1987年にSHARPから発売。SHARPが80年代に展開していたパソコンX1シリーズから発売、PCエンジン(HE-SYSTEM)との一体型モデル。本機はX1シリーズの発売から5年目の節目に登場すると共に、同シリーズは幕を下ろします。
ブラウン管TVにスーファミを搭載した『SF1』
(画像出典:SHARP_JP(Twitter))
1990年にSHARPから発売。 スーパーファミコンの機能を内蔵したブラウン管テレビ。ボディ左下にコントローラーソケット、上部にカートリッジソケットと電源/リセット/取り出しボタンが搭載。14型(14G-SF1)と21型(21G-SF1)が発売されました。
PCとメガドライブが一体化『テラドライブ MODEL-3』
(画像出典:[セガハード大百科] テラドライブ)
1991年に日本IBMとセガの共同開発で発売。PCにメガドライブ機能を搭載。唯一のテラドライブ専用ソフトとして『パズルコンストラクション』が発売されました。メガCDや32Xの拡張には非対応です。
メガドライブとポータブルCDプレーヤーが一体化『セガ・マルチメガ』
(画像出典: Sega Multi-Mega – Sega Retro)
1994年にセガから海外で発売。AC接続でGenesis(メガドライブ)ソフトとSEGA-CD(メガCD)ソフトが楽しめるほか、単三電池2本駆動の場合はポータブルCDプレーヤーとして使用可能です。
ビデオCD機能を搭載したセガサターン『Hiサターン』
(画像出典:セガサターン |セガ SEGA)
1995年に日立から発売 。通常モデルと大きく形状は変わらないものの、拡張カードを挿すことでビデオCD・フォトCDが再生可能。ボディは黒を基調とし、本体にはHISATURNと印字されています。
ラジカセにメガドライブ機能を搭載『CSD-GM1』
(画像出典:CSD-G1M – Sega Retro)
1994年にAIWAから発売。見た目は完全にラジカセな通称メガCDラジカセ。下部に取り付けられたアタッチメントでメガドライブカートリッジが読み込めるほか、上部のCDトレイではメガCDタイトルが読み込み可能。ラジカセとしての機能も有しており、音楽CDやカセット/ラジオも楽しめてしまいます。
LDプレーヤーに専用パックの装着でメガドライブ/PCエンジンが動く『CLD-A100』
(画像出典:https://netmall.hardoff.co.jp/product/3217643/)
1993年にPIONEERから発売。前面左下の拡張ソケットに専用パックを取り付けることでPCエンジン/CD-ROM2/SUPER CD-ROM2の他、メガドライブ/メガCDソフトがプレイ可能となるLDプレーヤー。専用パック単体でも高額で取引されています。
ブラウン管TVにドリームキャストを搭載した『CX-1』
(画像出典:ドリームキャストのゲームも遊べる、個性的なデザインが特徴のテレビ)
株式会社フジテレビジョンが企画、株式会社スマート・エックスが開発し2000年に発売。ネット専売モデルとして限定5,000台が販売されました。コントローラー、キーボード、デジタルカメラ、リモコンがセットで同梱。従来のドリームキャストの起動画面ではなく、本機専用の起動画面が用意されている他、MIDIインターフェースが標準実装されており、対応タイトルでは楽器などを接続して楽しむことが出来ます。
DVD再生機能を搭載したゲームキューブ『Q』
(画像出典:ゲームキューブ互換「Q」のDVD再生機能を試用)
2001年に松下電器産業株式会社(現:Panasonic)から発売。通常モデルのゲームキューブでは再生できなかったDVDが再生可能な一体型機器。本体に液晶ディスプレイが搭載されているほか、DVD再生用の音声イコライザーボタンなどが本体前面に実装されています。
PS2を搭載したHDDレコーダー『PSX』
(画像出典:Amazon.co.jp)
2003年にSONYから発売。PS2の機能を併せ持ったHDD搭載のDVDレコーダー。250GB(DESR-7000)と160GB(DESR-5000)搭載モデルが発売。過去に様々なSONY機器で使われていたメニューUI「クロスメディアバー(XMB)」を搭載した最初の機器。
液晶TVにPS2を内蔵した『BRAVIA KDL22PX300』
(画像出典:Sony Bravia KDL-22PX300 TV with PS2 built-in parties like it’s 2000 – CNET)
2010年にSONYから英国で発売。解像度は最大720p。HDMI入力x4を搭載。XMBメニューからPS2の機能にはアクセスできず、独立しています。ディスクはスライド式のカバーを開けて挿入する形となっています。
以上、様々な製品をまとめてご紹介しました!レトロゲーム機の一体型製品は現在の市場では定価以上の価格帯で取引されている事もあります。上記のようなブラウン管製品も例外としてお取り扱いできる場合もありますので、もしも売却を検討されている製品が御座いましたら是非ハードオフグループ札幌出張買取センターまでお問い合わせください。
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