レコードからCDへ……黎明期に配布された80年代の“エモい”販促物

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CD黎明期に配布された"エモい”販促物
当センターでは楽器やオーディオ、カメラなどの他に、レコードやカセットなどの音楽ソフトも出張買取の対象として取り扱いがございます。以前お売り頂いたレコードと共に、この様な当時の空気感を感じられる販促物がありました。この販促物はレコードからCDへと移り変わるCD黎明期に配布されたと思われ、CDがどのようなメディアであるかを説明する内容となっています。CDが主力メディアとして長い間市民権を得ている今の時代となっては、そこはかとなく漂うエモさを感じられる資料と言えるのではないでしょうか。明確な年代は記載されていないものの、1984年発売のMarantz製CDプレーヤー『CD-54』が広告として掲載されている事から、その頃の年代に配布された物と思われます。

1982年に登場したCD(コンパクトディスク)
CD(コンパクトディスク)が日本で初めて登場したのは1982年10月1日、当時はレコードが音楽市場の主要なシェアを占めていたものの、1984年以降、急速にCDのシェアが拡大。80年代後半にはCDが市場の70%以上を占めるようになり、レコードはその頃には10~20%程度まで市場が縮小していました。
その移り変わりの時代に配布されたこちらの販促物にはCDが持つ利点として、デジタル信号で記録されたハイクオリティなサウンドや、レーザー光線の非接触再生によるメディア寿命の長さ、傷や汚れに強い構造、音楽情報の記録で実現した選曲の自由度の高さや、コンパクトなサイズなど、当時主流のレコードと比較した利点を挙げています。

マスターテープ・クオリティの音楽を
そっくりそのままコンパクトなポケット・サイズの
ミラーディスクの中にパッケージしたのが、
ディジタルオーディオ時代の主役、Compact Discです。Polydor Records販促物より
日本国内では現在もCDは主力メディア
日本レコード協会が3月28日に発表した「日本のレコード産業2025」のデータでは、2024年の日本国内の音楽市場全体(音楽ソフト+音楽配信)の総売上は3,285億円。音楽配信(1,233億円、前年比5.8%増)が市場全体の約37.5%、音楽ソフト(2,052億円、前年比7.1%減)が約62.5%を占めています。現在は音楽ストリーミング市場の規模が拡大し、CDは縮小傾向にあるものの、依然としてフィジカルメディアが現在の音楽市場の大きな割合を占めています。
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以上、「レコードからCDへ……黎明期に配布された80年代の“エモい”販促物」をお届けしました。当センターのブログでは過去にレコードショップ袋のまとめ記事も公開しております、興味のある方はこちらも併せてご確認頂けますと幸いです。ハードオフグループ札幌出張買取センターでは札幌/北広島/恵庭/千歳地区にお住まいの方を対象に出張買取を実施しております。お売り頂けるレコードやカセットテープなどがございましたら当センターまでお気軽にお問い合わせください。事前に査定金額が分かるLINE査定も行っておりますので、ご都合に合わせてご利用ください!
参考URL(2024年の音楽市場は2.6%減。日本の音楽産業が抱える課題と可能性とは(Yahoo!ニュース))
