【ハードオフ探訪】ハードオフ札幌北都店―レコード編

店舗の特定の売り場にフォーカスしてその雰囲気をお伝えする独自企画「ハードオフ探訪」。第4回目となる今回は、札幌市白石区に店舗を構える「ハードオフ札幌北都店」を探訪します！

今回は白石区の「ハードオフ札幌北都店」を探訪

ハードオフ、オフハウス、ホビーオフの複合店となる札幌北都店は、弊社エコノスの本社も併設されている弊社スタッフにはとても所縁のある店舗でもあります。駐車場は100台分のスペースが設けられ、お隣にはドラッグストアのツルハドラッグ、道路を隔てた対面にはスーパーマーケットチェーンのラルズマートもあり、日用品のお買い物にも便利な立地となっています。

そんな札幌北都店の売り場レイアウトは、店舗入り口から左を進行方向にオフハウス、ホビーオフ、ハードオフの並びとなっております。こちらの建物にはブックオフは複合されていない為、ハードオフ札幌北都店では最新のゲームソフトやCD、DVDなどの商品も取り扱いがあります。

札幌市白石区に店舗を構えるハードオフ札幌北都店

リニューアルした高級オーディオコーナーにはレコードも！

ハードオフ札幌北都店では、2023年の夏ごろに売り場の一部レイアウト変更を実施しており、レジ横の空間には広々としたオーディオコーナーが誕生。以前は壁に沿って腕時計やカメラなどを展示したショーケースが敷き詰められていたこちらのスペースは、現在は世界各国の様々な高級スピーカーと高級オーディオアンプを中心に構成した空間が作り出されており、音出しを行う視聴用のスピーカーは定期的にローテーションしていたりと、聞き比べを目的に思わず通いたくなってしまうような取り組みも行われています。

そんな同コーナーを彩るのはこれらのオーディオ機器だけではなく、今回の探訪のお目当てとなるレコードが設置されています。以前はジャンク品の近くなど売り場の奥側に展開されがちの印象だったレコードですが、近年のレコードブームの影響もあってか、売場の配置事情も変わってきているのかも知れません。

レジ横に設置された広々としたオーディオコーナー！レコードやオーディオに囲まれた空間でギターの試奏も可能です

展示方法が変わった中古レコードコーナーをチェック！

売り場の通路内にレコード什器を対面させた”アイランド陳列”をこれまで展開していた札幌北都店。今回のレイアウト変更に伴いジャケット展示も可能となり、全2スパン分用意された什器内には1スパン分がJAZZレコード、邦楽と洋楽で1スパン分の在庫展開となっています。下部の引き出しには、クラシックレコードやレーザーディスクなどが展開されている他、これまで探訪した各店舗では見かけることのなかった1,000円以上のジャンクレコードも展開されています。尚、今回訪れた時点では、中古のEPレコードの在庫数は10数枚とやや控えめな展開となっていました。

ジャケット展示のラインナップを見ていくと、John ColtraneやMiles Ddavis等の定番ジャズ物から、下田 逸郎の73年発売のレア盤『飛べない鳥、飛ばない鳥』や、2022年にLP盤再販も行われた宇多田ヒカルの1STアルバム『First Love』などジャンルを問わず様々な盤が展示されている他、ハンガリー出身のヴァイオリニストJohanna Martzyも複数点ジャケット展示が行われておりました。

やや控えめな中古EPレコード展開。スピーカーコーナーには一部レコードの展示も！

ジャケット展示には金網が活用されています

1,000円を超えるジャンクレコードは引き出しに。多めに展開されておりました。

気になるいちまい「岩崎宏美　パンドラの小箱」

（画像出典：Discogs）

岩崎宏美『パンドラの小箱』
1973年発売

米NBCの人気オーディション番組「America’s Got Talent（AGT）」の2023年に放送された第18シーズンに出演した日本人女性ダンスグループ「アヴァンギャルディ」が、そのハイレベルなダンスパフォーマンスで会場を狂乱の渦に沸かせた「シンデレラハネムーン」を収録した一枚。番組内では通常の倍速で再生されていた同曲ですが、今年の10月には番組内で使用されたスピードアップ版が各種ストリーミングサービスで配信が開始されています。

digの真骨頂、ジャンクコーナーをチェック！圧巻のLPレコードの壁

それではレコードdigの真骨頂、ジャンクレコードコーナーに足を踏み入れましょう！ハードオフのレジカウンターに対して最奥に設置されたジャンクレコードコーナーは、什器2スパン分が割かれており、レーザーディスクを除外すると棚5個分がLPレコード。中古展開が少なめだったEPレコードは、ボックス8箱分と豊富な在庫数が用意されており、こちらはとてもdigり甲斐がありそうです。LPの在庫内容は演歌から、歌謡曲、コンピレーション物やカントリーなど、様々。LP/EP共にジャンル分けはされていないので要チェックな一角となっております。

中古展開が少ない分、EPレコードのジャンク在庫が豊富！

さいごに

以上、ハードオフ札幌北都店のレコード探訪でした。魅力的なオーディオコーナーの誕生と共に、レコードのジャケット展示が実現するなど、より映える形で生まれ変わった同店のレコードコーナー。記事執筆時点で他店と比較して在庫数は決して多いとは言えないものの、高級スピーカーを視聴しながらレコードdigが出来るのはとても優雅な時間と言えるかもしれません。また、金網を活用したジャケット展示は拡張の余地がまだまだ期待できそうです！　

今後も北海道のハードオフのレコードコーナーを探訪していきますので、次回の更新にどうぞご期待ください！