往年の名機をミニチュア化したSharanシリーズ『ライカ Ⅲf Model』
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ミニチュアカメラ版『ライカ Ⅲf Model』を店頭で発見
ハードオフの店舗に訪れると、入り口の風除室に自動販売機の他、カプセルトイが併設されている事も多かったりします。そこに目を向けてみると最近では家具や日用品、食品のパッケージなど、大手メーカーの既製品をミニチュア化した商品が数多くラインナップされており、ついつい足を止めて見てしまう魅力がありますよね。そんな今を時めくミニチュア化商品ですが、2000年代初頭にSharan Mega Houseによりシリーズ展開されたミニカメラ『ライカⅢf Model』をハードオフ札幌南郷20丁目店で発見しました。
バルナックライカの最終型との呼び声高い『ライカⅢf』
「バルナックライカ」と呼ばれるライカの旧式カメラの歴史を紐解くと、1925年に最初のモデルである『ライカ A型(Ⅰ型)』が発売、映画用の35mmフィルムを写真用に転用し、当時の一般的な大型フィルムカメラに比べてコンパクトかつ軽量なカメラボディを実現するなど、カメラ史においてエポックメイキングな存在でした。今回のミニチュア化の元となった『ライカⅢf』は、新たにフラッシュ同調機能を付け加えたモデルで1950年に発売、バルナックライカの最終型との呼び声高いモデルです。
思わず集めたくなる!?ミニチュア化カメラシリーズ
およそ1/3スケールの手のひらサイズにミニチュア化された同シリーズでは、このほかにもライカが1954年に発表し、今尚高い人気を誇る伝説のレンジファインダーカメラ『ライカM3』や、1959年にNikonが発売した同社の原点ともいえる一眼レフ『ニコンF』、さらにスウェーデンのカメラメーカーハッセルブラッドが超広角レンズ「カール・ツァイス ビオゴン」を搭載した『ハッセルブラッドSWC』など、数々の往年の名機が再現されたモデルが発売されています。
単なるミニチュアモックではなく撮影も可能です
これらは単なるミニチュアのレプリカ商品ではなく、現在では入手困難ながらもミノックスが開発した超小型フィルム「ミノックスフィルム」を使用することで撮影も可能な、れっきとしたフィルムカメラ。絞りやシャッタースピード固定など、オリジナルから各部の機能は大きく省略されているものの、カメラ本来のスタイルであるファインダーを覗きながらの撮影が可能です。
『Leica IIIf Model』の仕様
使用フィルム:ミノックスタイプ(別売)
画面サイズ:8×11mm
レンズ:アゾノン15mmF5.6 3郡3枚構成 保護フィルター付き
シャッタースピード:1/250秒
単速/絞り:F5.6固定
焦点調節:固定焦点 1.2m~ ∞
撮影範囲 :LV13(ISO100)
ファインダー:逆ガリレイ式ファインダー
フィルムカウンター:手動復元逆 算式.リング式(15、30、36)
フィルム巻き上げ:ノブ回転による手動巻き上げ
(参考:シャランーライカlllfモデル(生産完了品)|株式会社マキ商会)
いずれの製品も既に生産終了品ながら、こちらのシリーズは2023年時点で市場価格は1万円台で推移しており、比較的手を出しやすいアイテムとなっています。入手困難なフィルムを使用する特性上、通常の撮影用途としての扱いは難しい商品ではありますが、それぞれの製品には台座とクリアケースが付属しており、統一感のあるデザインはコレクション用途として映える一品と言えそうです。店頭で見付けた際にはぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
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