YAMAHA日本製クラシックギター『GC-30』買取致しました

革新的な音楽技術と高品質な製品で知られ、世界中の音楽愛好者やプロフェッショナルから信頼を得ている日本の老舗楽器メーカーのヤマハ(YAMAHA)ですが、ハードオフ札幌出張買取センターでは、同社が1970年代に発売した日本製のハンドメイドクラシックギター「GC-30」を新たに買取させて頂きました。ヤマハが1967年より展開しているクラシックギターのGCGrand Concert)シリーズは、スペインの伝統的な技術製法を用いて生み出され、今もヤマハ最高峰のクラシックギターブランドとして知られています。

クラシックギターの基礎はスペインから

現代のクラシックギターの基本形を作りだしたのは、1817年にスペインで生まれた巨匠アントニオ・デ・トーレス氏。それまでのギターは製作者によって形状も様々であり、小さな音しか出ない楽器であったものの、アントニオ氏は弦やボディの長さや幅を広くする事で音の面を改良、現代ギターの基礎となり今に受け継がれています。そのスタイルや技術はスペインの制作家達へと継承され、世界中に伝播していったという歴史があり、1966年にギター研究科を新設して手工ギターの研究開発をスタートしたヤマハもその例外ではありません。同社はアントニオ氏に師事したスペインの名工エドアルド・フェレール氏を日本に招請し、1966年から1967年にかけてヤマハの本拠地がある日本の静岡県浜松市にてスペイン伝統製法の薫陶を受け、同社初となるクラシックギターGCシリーズが誕生しました。正統派スペイン流儀に基づいて制作された同社初のクラシックギターGC-5/7/10は、1967年に発売。その後も60年代には初期モデルから派生させたフラメンコギターシリーズや、初のセミホロウボディのエレキギターSA-50、SA-15が続々と登場しました。

「GC-30」の日本製バージョン

1974年に発売されたカスタムモデルのクラシックギターGC-30シリーズは、1973年に来日したスペインの名工マヌエル・エルナンデス氏から伝統制作技術と制作思想を習得し誕生、ヤマハの新たな音作りの原点となり、製作者や個性がそれぞれ異なるA、B、Cと3モデルをラインナップし登場しました。今回買取させて頂いた「GC-30」は、末尾にアルファベット表記の無いモデルとして市場に展開されたもので、GC-30Bと同様にスペインの歴史的なギター工房エルナンデス・イ・アグアドで修業を積んだ江崎 秀行氏のサインが施された日本製の個体となっています。一部ボディの白濁や塗装割れが生じていたものの、フレットの消耗も少なく全体的に良好なコンディションでございました。近く近隣のハードオフ店舗へと出庫を予定しておりますので、店頭展開をどうぞお待ちください!

ハードオフグループ札幌出張買取センターでは札幌/北広島/恵庭/千歳地区にお住まいの方を対象に出張買取を実施しております。お売り頂けるお品物がございましたら当センターまでお気軽にお問い合わせください。

参考URL(クラシックギターの成り立ち:クラシックギター誕生ストーリー – 楽器解体全書 – ヤマハ株式会社 , ヤマハ | ヤマハ ギターの歴史 – スペシャルコンテンツ , A Brief History of Yamaha Guitars , YAMAHA2023カタログ(PDF))

当センターでは幅広く商品を取り扱っております!お売り頂けるものがございましたらお気軽にお問い合わせください。札幌市、北広島市、恵庭市、千歳市にお住まいの方を対象に出張買取を実施中です。